公的融資と1円起業について(1)

新会社法がスタートして、多くのHPで
「1円起業!」というキャッチフレーズを見ることが多いです。

正確には、新会社法以前にも、1円起業は可能でした。

ただ、この新会社法がスタートしてから
さらに起業に拍車がかかったような気もします。

これは大いに結構です!
団塊の世代の先輩方も起業されることでしょう。

その際、株式会社を設立するのに
1000万円の必要がないのですから、以前のような
障害はないです。


考えてみれば、純粋に1000万円の自己資金を持って
株式会社を設立できる起業家がどれくらいいるのでしょうか?

やはり、この新会社法は素晴らしいと思います。


ただ、ここに大きな問題があります。

(メルマガでもお話しさせて頂いた「怖い法人設立のお話し・・・」
http://blog.mag2.com/m/log/0000124162/108275907.html
の続きになりますが、)

本当に1円で株式会社を設立していいんでしょうか?

1円は大袈裟でしょうが、例えば10万円、20万円の
会社を設立したとして、そのメリット・デメリットを
考えている起業家の方はどれくらいいるのでしょうか?


あなたは、1円で起業していいケースと
してはいけないケースを明確に説明できますか?


私は、金融(資金調達)の側面からしか、説明できませんが、
是非、現場で起業家をサポートしている司法書士や
行政書士の先生方には、できれば、包括的にこの点について
起業家にご説明してあげて欲しいと思います。


起業家をサポートする我々の立場としては、
起業や法人設立のリスクやデメリットについても
説明する義務があると、最近特に強く感じてます。


これには「単純な話し」と「複雑な話し」の両方があります。

「単純な話し」をしましょう。

シンプルにこういう現状で起業される方がいます。


 「資本金(自己資金)がほとんど用意できない。
 しかしながら、一先ずは株式会社を設立して、それから
 国民生活金融公庫から、資金を借りればいい・・・。
 個人で申請するより株式会社の方が信頼度が高いから、
 きっとその方法が得策のはずだ・・・!!」。


この考え方を否定はしません。
一理あるんです。

しかし、これでは、融資をしてくれない
可能性のほうが高いと思います。
(そんなことはない、というご意見もあるでしょう。)

絶対とは言い切れませんが、
困難であることには間違いありません。

だって、自己資金がほどんどないんです。

やはり厳しいですよ。

先ずは、自己資金をコツコツと作るしかありません。
起業計画を再度改めることが重要だと思います。

だけど、どうしても今、起業したい。
自己資金が無い場合はどうすればいいのか?

高利のわけの分からない金融から借りては駄目ですよ。
そうですね・・・先ずは親類から借りるしかありません。

又は出資等を受けるという方法もあるでしょうし、
知り合いとLLPを作るというのも一つの手です。

それで、国民生活金融公庫に申請するというのも
確かに一つの方法なんです。

実際、このようなご相談も数多く受けていますから。

だけど、やはり出来るだけ“王道”のやり方で
起業して欲しいと思います。



さて、これは「単純な話し」ですが、「複雑な話し」に
ついては、レポートを作成しました。

国民生活金融公庫マニュアル及び創業資金マニュアルの
添付資料として配布しております。
http://snavi.mbs-con.com/
http://www.mbs-con.com/sougyou_manual.html

07/3/5執筆)




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