つなぎ融資とは?

「つなぎ融資」って、
皆さんどういう感じで理解されていますか? 

“つなぐ”融資・・・ですよね。

「三ヵ月後に入金があるから、それまでの間、
資金繰りが厳しいので何とかつなぎ融資で繋ぎたい・・・」
というイメージでしょうか。

実際、そういうつなぎ融資のご相談がとても多いです。

確かにそれもつなぎ融資だと思います。

しかし、そういう場合はあらかじめ資金繰り表で
資金ショートを予測して、取引先の銀行に前もって相談しておく、
などの対策が欲しいです。

実を言うと、このような基本的な対策を怠っている会社が
多いのではないかと思います。

実際にご相談を受けていると資金繰り表を
作成している会社は本当に少ないです。


 「月末までに何とかつなぎ融資を・・・!!」


と急に言われてもこれはとても困ります・・・。
もし急につなぎ融資が必要で、取引先銀行で
クイック対応できない場合は、ノンバンク等の
活用も必要になるかもしれません。

ノンバンクの活用については、
私のオフィシャルサイトをご覧下さい。


また、助成金がもらえるまでの「つなぎ融資」
というものもあります。

助成金についての詳細は、
私が作成しているWEBサイトをご覧下さい。

  →MBSオフィシャルサイト
  →創業・開業資金攻略ナビ


つまり、助成金は「あなたに助成してあげます」
という決定をもらっても直ぐに現金をくれるわけ
ではないのです。

だから、それまでに資金が必要になります。
そのためのつなぎ融資ですね。

このつなぎ融資ですが、
ご説明したように大きく3つの様々なパターンがあるようです。
それぞれ説明していきましょう。


  ※1.事業性のつなぎ融資(既に説明済み))
  ※2.助成金が至急される間のつなぎ融資
  ※3.住宅購入のためのつなぎ融資



※2.助成金が支給される間のつなぎ融資

助成金に関する、このような融資制度はいくつかあります。
近くの銀行に是非問い合わせてみてください。
ここでは、いくつかのつなぎ融資商品について、事例をご紹介しましょう。
(最新情報は当該HPで調べてください。
金融機関の都合により廃止されている場合もあると思います。)


◎肥後銀行さんのつなぎ融資
肥後銀行は補助金のつなぎ融資として、
「ベンチャーセットアッパー」の取扱をしています。
肥後銀行の説明は以下の通りです。
(抜粋しております。)

当行では、ベンチャー企業に対する金融支援の一環として、
公的な補助金を受けることが決定した企業に対する
当行独自の補助金つなぎ融資を新設いたしました。

補助事業の認定を受けたベンチャー企業にとっては、
補助事業終了後に補助金が交付されるため、
それまでの研究開発資金は、通常自己資金等で
対応するケースが多かったものを、
本制度により金融面から支援するものであります。

現在、九州経済産業局と連携した補助金つなぎ融資
「九州産業クラスター計画サポートローン」を取扱っておりますが、
本制度を追加することにより、つなぎ融資の対象補助金を
拡充させるものです。

産業クラスター関連以外の金融機関独自の
補助金つなぎ融資は、全国的にも取扱いの
少ない融資制度になります。


※制度特徴
1)原則無担保、第三者保証人不要、保証料不要、
  補助金による一括返済。
2)融資実行後の貸出先とのタイムリーな情報共有。

※つなぎ融資の対象となる補助金
・地場産業等活力強化事業(九州経済産業局)
・中小企業技術革新成果事業化促進事業(九州経済産業局)
・中小企業・ベンチャー挑戦支援事業のうち事業化支援事業
 (中小企業基盤整備機構)
・熊本県緊急中小企業技術向上元気づくり支援事業(熊本県)
・熊本県自動車関連産業受注力向上支援事業(熊本県)

なお、補助金対象の補助事業については、
年度による見直しが行われるため、
今後継続してつなぎ融資対象の補助事業を拡充する予定。


◎ちば興銀さんのつなぎ融資
ちば興銀は、
『ちば興銀 産業クラスター計画サポートローン』
を実施しています。

※商品の概要
・融資対象先:公的補助金の交付決定を受けた中小企業者、
         組合等
・対象補助金:公的機関(国、県、政令指定都市等)が実施
         する創業・新事業展開・経営革新等の補助
         事業にかかる補助金全般
        (委託費・助成金を含む)
・資金使途:公的補助金交付までの短期つなぎ資金
・融資形態:手形貸付
・融資限度額:公的補助金の範囲内
・融資利率:当行所定利率(原則ガイドライン金利以上)
・融資期間:原則1年以内(公的補助金の交付予定日まで)
・返済方法:期日一括返済(公的補助金交付による一括返済)


◎中央労働金庫さんのつなぎ融資
「ろうきんNPO事業サポートローン」
の概要は以下の通りです。

・助成の理念:NPO法人の事業の安定化を図るための
         必要資金に利用可能。助成金や保険報酬が
         給付されるまでのつなぎ資金、その他の
         運転資金・設備資金に活用。

・助成内容:運転資金・設備資金全般
・助成対象:NPO法人
・助成金額:(総額) 融資金総額としての定めはない。
・助成金額:(1件あたり) 融資上限額
               →無担保は原則500万円。
               →有担保は原則担保評価の範囲内。



※3.住宅購入のためのつなぎ融資
(注意:直近の情報は各自、お調べください。)

この場合のつなぎ融資とは、物件の引き渡し
(所有権、抵当権の登記)から住宅ローン融資の
実行日までに、一時的に実施される短期の
つなぎ融資のことを言っています。

というのは、住宅金融公庫の住宅ローンは、
抵当権設定登記した後でなければ、
融資が実行されないのです。

この抵当権を登記するためには、
不動産会社に代金を支払い、
物件を購入しなくてはなりません。

だからこのつなぎ融資が必要になる、
というわけです。

つまり、登記をして、その後融資が実行される日
までの間に利用される融資が「つなぎ融資」
というわけです。

フローとしては、

  1.銀行からつなぎ融資をしてもらいます。
  2.不動産会社に支払います。
  3.登記をします。
  4.公庫から融資をしてもらいます。
  5.つなぎ融資を返済します。

不動産の取得において「つなぎ融資」が
使われるケースは2つほどあるようです。

  1.「公的融資を活用して不動産を購入」する場合
  2.「買い替え」の場合

1は既に説明しました。

2番目はこういうことです。
「現在住んでいる住宅を売却し、その資金で
新たに住宅を購入する」というようなケースのことです。

直ぐに住宅が売れるとは限りません。

またその前にどうしても気に入った住宅が
見つかった場合、どうしましょうか? 

その間をつなぐのもつなぎ融資です。




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