融資と助成金・・・。

このHPは融資に関する情報を発信していますが、
たまには助成金についても解説したいと思います。


事業化助成金ってご存知ですか?
詳しくは、中小機構のHPまでどうぞ。

http://www.smrj.go.jp/venture/grant/index.html

私が強く勧める助成金の一つです。

だけど、これも採択されるのはとても
難しいです。

前回の「採択状況」は、応募総数434件、
そのうち採択が52件、応募倍率8.3倍です。

 <詳細はこちら>
 http://www.smrj.go.jp/venture/grant/015603.html
 (平成18年度第1回募集の採択状況を参照。)


また「採択テーマ一覧」を見てみると結構面白いですよ。
是非見てください。

“地域性”が感じられます。
例えばこんな感じです。


 ・北海道の会社が、「シロサケの・・・・」。
 ・静岡の会社が、「わさびの効用に・・・」
 ・佐賀の会社が、「環境に優しい海苔養殖・・・」


私が、特に「すげー!」と思ったのは、


 「職人不要の「自動焼き機」を使った、今までにない
 焼魚を中心とした定食チェーン店の事業化」


という東京都の会社さんです。

魚好きの私としては、是非、成功して欲しい
事業だと思いました。


そうです!!
私がいつも言っているように、助成金は必ずしも
「高度な技術、研究開発」でなくては駄目、
というわけではないのです。



さて、前回の採択状況は分かってくださったと思います。

前回、私のクライアントさんが、採択されていますが、
特に中小機構がクローズアップして、審査していたのは
以下のことだと感じました。


 1.適切な経費見積もり
 2.申請書内容の具体性


当たり前だと言えば、当たり前のことです。
これらの内容は、実はこのメルマガでも何度か
ご説明していますよね。

「1.適切な経費見積もり」とは、例えば、年商3千万の
中小企業が、1億円の総事業費の申請をしても駄目と
いうことです。

また、この助成金は、500万円規模です。
よって、理想的な総事業費は、1000万円〜2000万円
の実現可能性の高い事業を対象とするでしょう。

よって、1億円、2億円、3億円というような規模の
事業を申請するより、現実的な規模の事業を申請
した方が得策だと思います。


次に、「2.申請書内容の具体性」ですが、
これは、「定量的な説明にて申請書を作成する」という
ことなんです。

どういうこと??と思った方も多いでしょ!

つまり、「この事業はいいんだよ。すごいんだよ」では
駄目ということ。具体的にどのように改善されて、どういう
結果を導くことができるのか、ということを具体的に
“数値”を使って説明しなくてはいけないということなんです。

この“数値”を使って説明する、というのが
結構難しい・・・。

それと、“切り口”を明確にして、説明していくと
読み手には伝わります。

これまでの私の経験ですと、
気持ちばかり前面に出てしまっている
申請書が多いような気がします。

また、逆に、研究者が作成すると、数値や専門用語
ばかりで、冷たい感じがして、これはこれで、
問題あるかな〜と思います。

要は、バランスが大切です。

事業に対する思いも重要ですが、
これを客観的に、定量的に「素晴らしい」と思える
具体的な説明をしなくては駄目なのです。

審査員には伝わりませんよ。
審査員は機械ではなく、人間ですから!


締め切りが迫ってきていますが、
上記の点を最終的に見直してみてくださいね。


06/10/7執筆)




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