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「金融検査マニュアル」の出現によって金融機関の審査内容は大きく変化したことは既に説明したとおりです。
「金融検査マニュアル」では、債務者区分として
「正常先」
↓
「要注意先」
↓
「破綻懸念先」
↓
「実質破綻先」
↓
「破綻先」
の5段階に分けています。
それと、皆さんもご存知でしょうが、各金融機関もそれぞれ異なりますが、「格付け」を行っています。だいたい10項目以上に分かれるようです。
「金融検査マニュアル」では「格付けは債務者区分と整合的でなければならない」と規定しています。
どの金融機関も、正常先と要注意先以下の評価は多少異なるにせよ、原則として整合するはずなのです。
ですから、金融検査マニュアルの内容を理解できれば、自社の格付けがおのずと把握できるのではないかという見方もできないわけではありません。
また、金融機関によっては格付けを公表してくれる場合もありますので、是非聞いてみて下さい。
それでは、金融機関はどのように格付けするのかというと、主に定量分析、つまり「財務分析」の結果によって行います(もちろんこれだけではないです!!)。それでこの格付けが“要注意先”以下なると、金融機関は「貸倒引当金」をたくさん経費計上しなければなりません。
そうすると、金融機関の収益も厳しくなります。当然、融資は無理ですし、金利引上げ要求もされてしまいます。
さて、よく経営者から、
「当社は、ビジネスローンやプロパー融資を受けることが出来るでしょうか??」
とよく聞かれます。私はまず、相談者から2期分(あるいは3期分)の決算書を提出していただき“財務分析”を行います。
なぜなら、先ほど説明したように、金融機関はこの財務分析等で“格付け”を行うからです。また、ビジネスローンの審査方法である“クレジットスコアリング”という方法も財務分析が中心となります。(詳しくはビジネスローンマニュアルをご参照ください。)
だから、本当にこの財務分析は重要なのです。
金融機関は、この格付けの結果により融資できるかどうかを決定しているのです。よって、財務状況等が分かれば、金融機関が融資可能なのかどうか予測がつきます。
この財務分析はさほど難しいものではありませんが、苦手な経営者は顧問の税理士に相談して下さい。但し、経営者には財務知識は不可欠です。最低限の知識は身に付けて欲しいと思います。
もし、財務分析について知りたいのなら、財務分析のビジネス書などを一冊でいいですから読破してください。それか、ビジネスローンマニュアルをご参照ください。
さて、金融機関はどのように分析を行うかというと、各行で多少異なる部分はあっても、大まかには同じだと予想されます。
具体的には「総資産対経常利益率、売上高対経常利益率、流動比率、自己資本比率、ギアリング比率、固定長期適合率、経常利益増加率、自己資本額及び売上高、収益フロー、債務償還年数、インタレスト・カバレッジ・レシオ、キャッシュフロー額」などを中心とする定量分析(財務分析)と、定性分析(業種特性や企業特性)によって、企業の格付けをします。
ビジネスローンのクレジットスコアリングにおける財務も同じ視点だと思ってください。
財務分析の結果があまりにも悪ければ、定性分析は行わないでしょうね・・・。
よって、以下に決算書作りが大切か??ということがご理解いただけるでしょ!!
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